5月中旬、カヤックでコアラ初ゲット!

tetoteto

2022年05月23日 12:48

そろそろ水温も上がってきてマリンレジャーもしやすくなってくる頃。GWを含め5月上旬に何回か出ていたのですが、シャローでマゴチのバラしとかカサゴ一匹とかサゴシボイル遭遇にもノーヒットとかとても渋く、ついつい面倒でアップをサボってしまいました。せっかくの読者の方にはゴメンなさい。

ところで先日氷見でサップの方と会話の機会がありました。シングルパドルでも速くカヤックとサップのコラボも楽しそう。10年前はあまり聞かなかったカテゴリー。地元組なのか他県組なのか確実にサップフィッシングニーズは増加中。

単独(ソロ)の方も多いしスキルもわからないので、陸上や海上でカヤックやサップの方とすれ違ったら、挨拶とかどの辺まで出るのかとか、2度目にあった時には気軽に話しかけて頂けるよう、事故防止の面からできるだけ声をかけさせていただいています。うるさいオッサンと思ってくださいませ。



さて、ブログ更新のために早朝から富山沖、釣果も期待したいところです。
本日の予報は晴、南のち北よりの風1m/s。小潮で日中の潮は緩そう。5時半過ぎにうちを出て6時過ぎに現場に到着。駐車場に他のカヤッカーは見当たりません。

チャチャっと準備して出艇してみると。沖には2馬力ボートやサップ、足漕ぎ艇がチラホラ。海面は非常におだやかで、5月上旬は14℃でしたが、表層の海水温はガーミンの水温センサーの表示では16~17℃。手を漬けるとチべたいという感じでもなくなってきています。



天気が良いので沖までパドリング。ガーミンの空白部分のマップの等深線チャートをクイックドローがけして描き足していきます。中深海ポイントに到着するまで、砂地帯にカレイの反応は出ていますが無視、他の反応は特になし。

スロージグを落としていきますが、潮が止まっていて釣れる気配なし。水深100mラインまで来てボトムでコツンと当たるが乗らず。水深120~140mラインまで移動しながら反応を探しますが、中深海魚の反応はナッシング。

ここまで3時間半ほど経過してボウズ。3番タックルを使っていますが、180gほどのジグで100m以深をシャクったり何度か回収したりスロージギングでも疲れるというか、飽きてくる。ルーチンの3~4時間を超えてしまいますが、マッタリとした潮が続きまだネタもなく体力もアレなので、延長戦決定!



10時を回って潮が少し動いて来たので、水深100m以浅に戻りながらガーミンの等深線チャートと通常魚探の尾びきとで底質を読みながらボトム付近を狙う作戦に変更。尚且つ、弱めの2番タックルにTGベイト80gをセットしネチネチと。

70~80mラインに着底したTGベイトをゆっくりと巻き続けていると…。本日の初ヒット!暴れる感じではないがグイグイとした感触が伝わり、良さげな根魚に違いない!慎重にリーリングしてネットを使ってランディングすると…。銀褐色で見慣れない顔つきの根魚?あんた誰?





40cmほどのシーバスに似たフォルム。富山湾では小型はたまに漁獲されますが、高値で東京に出荷されるのか、ノドグロ以上に県民の食卓どころか宴の席にもまず出ることのない幻の魚とも言われる超高級魚アラ。その後、目が出てしまった小型のカサゴ、ムシカレイをキープして11時半過ぎで終了。

ルーチン越えの5時間で腰が痛くなる中のカヤックツアーでした。これで中深海ターゲットのアカムツ 、アラ 、マダラをカヤックでコンプリート。残すはオキメバル、チカメキントキ、マトウダイ、メダイなどでしょうか。富山湾の中深海ターゲットは食べて美味しいものばかり。

日中の潮が良く、イワシベイトが回っていれば、青物も狙えるシーズンになってきましたが本日は不発。青物で富山沖かマダイを探しに氷見沖か迷いますが、また今度。



富山湾でボナペティ!

アラを捌くと内臓脂肪が多く未成熟卵を持った雌の個体なのがわかります。胃の中は空でした。以下、市場魚介類図鑑より抜粋。
水深70メートルから360メートルの岩礁域に棲息している。青森県、九州南岸の日本海、東シナ海沿岸、希に瀬戸内海、北海道、九州南岸の太平洋沿岸、沖縄県尖閣諸島周辺。小さなものは日本海でまとまってとれるが、成魚は少ない。非常に味のいい魚で、しかもメートルを超える大型魚。大きければ大きいほど高価。


●アラのお造り&皮の湯引き
評判に違わず旨すぎる。新鮮な白身魚の歯ごたえと熟成本マグロのような旨みのバランスで濃厚な白身とでも言うべきか。モッチリとしていて甘みもあり、これぞ究極の滋味。お造りはわさび醤油、湯引きはもみじおろしポン酢でいただきます。ノドグロよりも好きです。★★★★★(究極の美味)



●アラのすっぽん煮
フグチリまたはそれ以上に旨すぎる。アラの兜や中骨、内蔵など本当のあらしか使っていないのになんじゃこりゃ!富山湾最強の鍋。以前に作ったアオハタのちり鍋も絶品だったが軽くクリア。★★★★★(究極の美味)



<雑感>
前回のブログで、10.5ftのコリンアスリートのスピードはどうですか?とのコメントをいただきました。微風でウネリもほぼない状況で数百メートルのスプリントをやってみると、7km/h台キープ。まずまずだと思います。(振動子は収容、カーボンパドルを使用。通常は魚探を使いながら4~5km/h台で進む)

以前から遊漁船に乗ってジギングに最適な水深までの距離が氷見なら、陸地から1~2kmあるのを確認できていたので、10~20分ほどの速度で到達でき、かつ直進性能と一次安定性が高いFRPの12ft前後の艇の中から最終的にコリンアスリートになりました。

スピードや性能は十分ですが、ちょっと困ることも挙げておきます。自分の体格では前足側のデッキがかなり狭いのと上級編かもと思いますが、海況がタフコンに変わる状況でパドリングが必要になる際、長さのある艇に較べフロントノーズが極端に短くウネリに弱い点。(天候が急変しそうなら岸寄りに避難)

7km/h台のトップスピードが風やウネリの影響で6km、5kmと落ちます。平均風速1~2m/s、波高50cmまでが安全圏。ご存知かもしれませんが風予報は平均風速表示。0から最大2倍になることがあるので、危険回避行動に十分ご注意を。ウィンディなど最大風速表示のある予報もあります。


■使用タックル
ロッド:タイプスローJ B682、B683
リール:オシアコンクエスト300HG、オシアジガー1500HG
ライン:PE1.2号、1.5号
ルアー:80gTGベイト、150~180gスロージグ









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