標高3000mの世界から。

tetoteto

2022年08月06日 19:05

本日は水深-1000mの富山湾から標高3000mの立山連峰に飛びだし、山頂付近でボランティア活動です。

自宅から車で約一時間。朝8時にアルペンルート富山側の出発点、立山駅(標高475m)に到着。立山ケーブルカーで美女平(標高977m)、そこから高原バスに乗り換えて山頂を間近に望む室堂ターミナル(標高2450m)に9時50分到着。

こんなに山頂近くまでバスで来られるなんてまさに神対応!現地の気温は16℃と涼しい。立山山頂は3015m、真夏なのに灼熱の下界とは大違いです。



高原バスで曲がりくねった高原の道路を約50分。風景を楽しみながらケーブルカー終点の美女平から室堂を目指します。



途中、称名滝。先日からの雨のせいか水量は大目。谷を豪快に駆ける見事な景色に感嘆の声。



山頂に近づくにつれ、雲海がえらいことに。同行しているナチュラリストの方の話しでは夏の山は雲りがちという。

海の気象はよく見ています。夏は朝から気温が上がるため、海水が蒸発し湿った空気となり海風となって富山湾から南の立山に流れ込む。

逆に立山からは養分に富んだ水が河川などから流れ込み、海に住むプランクトンや海流に乗ってやって来る魚たちを育む。立山を下って海に流れ込みまた立山に帰るループ。んー、スゴイことだ。



雪もあちらこちら残っています。ここには有名な「雪の大谷」の痕跡。



室堂到着。雲が多くあいにくの天気ですが、平日なのに観光客は多い。



10時に外来植物除去のボランティア参加者が集合し、開会式。揃いのユニホームが配られます。



専門家も同行し作業がスタート。総勢20数名。



外来植物のイタドリとシロツメクサがたくさん捕れました。



作業終了の確認。



午前中で外来植物除去は終り。昼食は室堂ターミナルにある立山ホテルのレストランでアルペンカレーをいただきます。ホテルのサービスにも自然保護に対する様々な対策がとられています。



午後からは弥陀ヶ原ホテルに移動して、散策コースをウォーキング。遊歩道以外は出ては行けませんが、立山黒部アルペンルートが開通する春には、残雪の雪原でスノーシューを体験する事ができます。



ガキ田と呼ばれる湿地がところどころにあります。



ボランティアを一日やって立山の高山植物が身近に感じられるようになったので、可愛い花の写真を撮ってみました。

タテヤマウツボグサ



タテヤマチングルマ



シロバナタテヤマリンドウ



タテヤマアザミ



コバイケイソウ



ワタスゲ



立山連峰と富山湾。コンパクトな富山県ではありますが、唯一無二のスケール感の山と海がすぐ目の前にあるのが嬉しい。たいへん重要な財産でもあります。

ちょっと疲れましたが、明日は水深1000mの世界へ!







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