2020年10月17日
10月中旬、富山湾は秋本番
10月中旬となり、山あいでは紅葉も始まりつつある季節になってきましたが、今年はサンマがまだ不漁。地元スーパーの鮮魚コーナーには、新湊や氷見産の小型のアオリイカやカマス、たまに太刀魚、石川産のフクラギがポチポチ。台風が過ぎて海水温も少しずつ下がり、富山湾近海の定置網ではどんな魚種が揚がっているのか?調査に出かけて見ました。
▲新湊漁港の水産物の仲卸で、新港沖で揚がった旬の魚が並びます。店舗販売は平日と土曜のみ。キトキトの魚が食べられる食堂も隣接しています。
新湊漁港 孫七さんからの
店先で、カマス、キジハタ、ワタリガニ、マダコ、アオリイカ、コウイカ、フクラギ、ヒラマサ、サワラ、太刀魚を発見。なんともルアーターゲットのオンパレードではありませんか!前回の氷見沖カヤック調査で確認したキダイ、はたまたマダイやアマダイも期待できるとなると秋のベストシーズン到来かと。お店での調達はまた今度にし、レッツゴー!
という訳で、翌日、7時半過ぎにいつもの出艇場所に到着。予報は曇り、午前は南西の風1m、午後から北寄りの風、波高50cm。インフレータブルボートにカヤック、SUPの方々が早やおります。孫七で見た秋の回遊魚の大漁を妄想して、いざ出艇。
カヤックフィッシング前半戦は エソ×エソ
青物の気配に五感を澄まして40mラインまでパドリング。魚探では中層や底の変化を注視。上層部にプランクトンのような青い画像がうつります。まずは常連のキジハタがいそうな根を探すも見つからず。1番ロッドで70~80gのスロージグを投入して様子を見ると、パタパタと良型エソヒット。
50mラインに到達し、小さな根を見つけて投入するたびにエソが連続ヒット。そう言えば、エソとかフグとかばかりの日は何故かBozが多く、テンション下がるー。潮が緩いためか、カサゴは休眠中でキジハタはどこかへ行ってしまっているようです。
▲アルピナ2(ファルトボート)で出艇している画像です
場所を変え気分も変えて、ロッドを3番+オシアジガー、ジグを100g前後のロングにチェンジし、エソしかかからない底ネチネチはやめ、中層までを意識しジグをアクション。底から10m近くスロージャークしたところでロッドが海中に引き込まれます。即合わせで巻き巻きするも途中でフックアウト。エソかなんかが上ずって喰ってきたのかと思い、さらにテンション降下。
ふと回収したジグのアシストフックを見ると、エソのものとは違う直径1cmほどの立派なウロコのかけらが…。テンション上昇!しかし、再度投入しますがアタリなし。その後、中エソに大エソ。エソもでかいのはかなり引くし何かと気を持たせます。
ここまでで最大60cmオーバーを筆頭に大中小のエソファミリーを多数ゲット。これがフクラギだったらすでにイケスが満杯、青物大漁で撤収してますが、エソは捌きにくいのと調理の気が進まないので全てリリース。今日の富山湾のスロージギングは、上限なしのエソ釣り放題、釣堀かっ!
カヤックフィッシング後半戦は…
60mラインまで出て、またまた、エソの猛攻を受けていると、波静かな近くの海面でパシャという音。ナブラもベイトの魚影もないのですが、青物の予感にピリッと気が引き締まります。ロングジグを落とすとフォールでゴンッ、パシッ!ラインがピュンと走る。ハイ、きたー。サゴシゲッート。テンション急上昇!
何投目かのやはりフォールで、今度はラインがビューンと走る。海面に浮いてきたのは紡錘形が黒ずんだ奴。何だこれは?ハイ、目がかわいいコメジです。エラからの出血のため、持ち帰り決定。これは青物祭りが来たかと思いきや、後が続かず即、終了。魚探にベイト群の反応はなかったので、カヤックの近所を一瞬、通りすぎただけ?追いつけないと判断。
気を取り直して、70mラインの定置網付近にいたボートやカヤックの混合船団の方へ魚探を注視しながら移動。すると、海底の根の上、数メーターに数匹のマダイらしき軌跡が写ります。先ほどの謎のウロコの正体かもと思いながらロングジグを投入。
落ちてくるロングジグは見えているはずですが、大きなアクションが合わないのかフォールで喰って来ない。着底させて、ターゲットの水深までスロージャークを続けると、急にカーンとヒット。強めに合わせゴリ巻き。ゴンゴンゴンという引き。海面に浮いたのは…。ビンゴ!尾が立派で美しい魚体をしたマダイ。
過去にタイラバの方に交じり、同船者の流れるラインを確認後、スロージグを落とし、フォールで一番早くに大ダイをヒットさせたことはあったんですが、船長のポイント選択と指示ダナに従って釣らせてもらったおかげ。カヤックを操船してポイントを見つけ、魚探にうつったマダイの軌跡を見ながら自分の判断だけでやるのは初。潮と風が緩くピンポイントで勝負がつき、良かったです。富山湾真鯛ミッションクリア!
帰着後、出がけですれ違っていたハリケーンカヤックスのスキマーの方が先に戻っていたので、ご挨拶。シャロ―でアオリイカをやっていたそうです。地元の方だったので、近いうちにまたやりましょうとしばしカヤック談義に花が咲く。カヤッカー同志のコミュニケーションも楽しいものです。
海水温のためか海流のためかわかりませんが、ベイトがまだ少なく、今回のサゴシや前回の釣魚でも魚体が少し細い感じがあるので、ベイトを追って捕食しまくるのはこれからかとも思われ、青物は遅れているのかもしれません。次回はティップランかはたまた青物続編?カマボコ作りにもチャレンジしようかな?
ちなみにカマボコと言えば、富山の巨大な魚型のものなどは、ミギスとかシイラとかが主体。自分の田舎の北海道では、確かスケソウダラだったような?土地柄で原料が違うんですね。ネットでエソを調べると、カマボコの原料とする県もあるようなので、もったいないことをしました。
釣れたら食す。富山湾をボナペティ!
いつもは和洋中と気ままにメニューを決めていますが、今回の釣魚、サゴシ、メジマグロ、マダイは少ない釣果でも実力十分。割烹和食と即決。しっかりと何日分かの献立でメニューを考えてみます。エソとかダツはついリリースしてしまうので、持ち帰ればカマボコやつみれができ、1週分の献立だったのですが…。また、今度。
●月曜日(メジマグロ)
秋が旬、やっぱりシンプルな刺身が一番。旨い ★★★★☆
●火曜日(サゴシ)
冬に向けて美味しくなるサワラ。サゴシサイズでも炙り刺身が旨い。今回はもみじおろしで。もう少し大きいサイズだとゴマダレで丼にするところ ★★★★☆
●水曜日(マダイ)
秋の真鯛も絶品でした。刺身は身を寝かせることで、もっちりとした身の締まりと深みが高級割烹級と同等に。あと、定番の煮付けも超美味。甘辛でサッと炊くのが旨い。ポイントは、始めから煮汁の味を濃くしないこと、薄味で十分。火が通るくらいで決して煮過ぎないこと。濃い口が好きな方は、魚を取り出してから煮汁だけを煮詰め、魚にかけて下さい。生姜または山椒を隠し味に、針生姜または木の芽をのせるとグレードアップします ★★★★★
●木曜日(サゴシ)
西京焼きで ★★★☆☆
刺し身包丁を持っておらず、漁師風にいつも出刃一本で調理しているので、ぶつ切りになり、刺し身の見栄えがいまいちとなっています。ゴメンなさい。
■使用タックル
ロッド:メタルウィッチMTGC-631SF、ゲームスロータイプJ B683
リール:オシアカルカッタ200HG(夢屋パワーバランスハンドル65mm)、オシアジガー1000HG
ライン:PE1号、1.5号
ルアー:75g~100g
「神秘の海・富山湾 - とやま観光ナビ」
▲新湊漁港の水産物の仲卸で、新港沖で揚がった旬の魚が並びます。店舗販売は平日と土曜のみ。キトキトの魚が食べられる食堂も隣接しています。
新湊漁港 孫七さんからの
店先で、カマス、キジハタ、ワタリガニ、マダコ、アオリイカ、コウイカ、フクラギ、ヒラマサ、サワラ、太刀魚を発見。なんともルアーターゲットのオンパレードではありませんか!前回の氷見沖カヤック調査で確認したキダイ、はたまたマダイやアマダイも期待できるとなると秋のベストシーズン到来かと。お店での調達はまた今度にし、レッツゴー!
という訳で、翌日、7時半過ぎにいつもの出艇場所に到着。予報は曇り、午前は南西の風1m、午後から北寄りの風、波高50cm。インフレータブルボートにカヤック、SUPの方々が早やおります。孫七で見た秋の回遊魚の大漁を妄想して、いざ出艇。
カヤックフィッシング前半戦は エソ×エソ
青物の気配に五感を澄まして40mラインまでパドリング。魚探では中層や底の変化を注視。上層部にプランクトンのような青い画像がうつります。まずは常連のキジハタがいそうな根を探すも見つからず。1番ロッドで70~80gのスロージグを投入して様子を見ると、パタパタと良型エソヒット。
50mラインに到達し、小さな根を見つけて投入するたびにエソが連続ヒット。そう言えば、エソとかフグとかばかりの日は何故かBozが多く、テンション下がるー。潮が緩いためか、カサゴは休眠中でキジハタはどこかへ行ってしまっているようです。
▲アルピナ2(ファルトボート)で出艇している画像です
場所を変え気分も変えて、ロッドを3番+オシアジガー、ジグを100g前後のロングにチェンジし、エソしかかからない底ネチネチはやめ、中層までを意識しジグをアクション。底から10m近くスロージャークしたところでロッドが海中に引き込まれます。即合わせで巻き巻きするも途中でフックアウト。エソかなんかが上ずって喰ってきたのかと思い、さらにテンション降下。
ふと回収したジグのアシストフックを見ると、エソのものとは違う直径1cmほどの立派なウロコのかけらが…。テンション上昇!しかし、再度投入しますがアタリなし。その後、中エソに大エソ。エソもでかいのはかなり引くし何かと気を持たせます。
ここまでで最大60cmオーバーを筆頭に大中小のエソファミリーを多数ゲット。これがフクラギだったらすでにイケスが満杯、青物大漁で撤収してますが、エソは捌きにくいのと調理の気が進まないので全てリリース。今日の富山湾のスロージギングは、上限なしのエソ釣り放題、釣堀かっ!
カヤックフィッシング後半戦は…
60mラインまで出て、またまた、エソの猛攻を受けていると、波静かな近くの海面でパシャという音。ナブラもベイトの魚影もないのですが、青物の予感にピリッと気が引き締まります。ロングジグを落とすとフォールでゴンッ、パシッ!ラインがピュンと走る。ハイ、きたー。サゴシゲッート。テンション急上昇!
何投目かのやはりフォールで、今度はラインがビューンと走る。海面に浮いてきたのは紡錘形が黒ずんだ奴。何だこれは?ハイ、目がかわいいコメジです。エラからの出血のため、持ち帰り決定。これは青物祭りが来たかと思いきや、後が続かず即、終了。魚探にベイト群の反応はなかったので、カヤックの近所を一瞬、通りすぎただけ?追いつけないと判断。
気を取り直して、70mラインの定置網付近にいたボートやカヤックの混合船団の方へ魚探を注視しながら移動。すると、海底の根の上、数メーターに数匹のマダイらしき軌跡が写ります。先ほどの謎のウロコの正体かもと思いながらロングジグを投入。
落ちてくるロングジグは見えているはずですが、大きなアクションが合わないのかフォールで喰って来ない。着底させて、ターゲットの水深までスロージャークを続けると、急にカーンとヒット。強めに合わせゴリ巻き。ゴンゴンゴンという引き。海面に浮いたのは…。ビンゴ!尾が立派で美しい魚体をしたマダイ。
過去にタイラバの方に交じり、同船者の流れるラインを確認後、スロージグを落とし、フォールで一番早くに大ダイをヒットさせたことはあったんですが、船長のポイント選択と指示ダナに従って釣らせてもらったおかげ。カヤックを操船してポイントを見つけ、魚探にうつったマダイの軌跡を見ながら自分の判断だけでやるのは初。潮と風が緩くピンポイントで勝負がつき、良かったです。富山湾真鯛ミッションクリア!
帰着後、出がけですれ違っていたハリケーンカヤックスのスキマーの方が先に戻っていたので、ご挨拶。シャロ―でアオリイカをやっていたそうです。地元の方だったので、近いうちにまたやりましょうとしばしカヤック談義に花が咲く。カヤッカー同志のコミュニケーションも楽しいものです。
海水温のためか海流のためかわかりませんが、ベイトがまだ少なく、今回のサゴシや前回の釣魚でも魚体が少し細い感じがあるので、ベイトを追って捕食しまくるのはこれからかとも思われ、青物は遅れているのかもしれません。次回はティップランかはたまた青物続編?カマボコ作りにもチャレンジしようかな?
ちなみにカマボコと言えば、富山の巨大な魚型のものなどは、ミギスとかシイラとかが主体。自分の田舎の北海道では、確かスケソウダラだったような?土地柄で原料が違うんですね。ネットでエソを調べると、カマボコの原料とする県もあるようなので、もったいないことをしました。
釣れたら食す。富山湾をボナペティ!
いつもは和洋中と気ままにメニューを決めていますが、今回の釣魚、サゴシ、メジマグロ、マダイは少ない釣果でも実力十分。割烹和食と即決。しっかりと何日分かの献立でメニューを考えてみます。エソとかダツはついリリースしてしまうので、持ち帰ればカマボコやつみれができ、1週分の献立だったのですが…。また、今度。
●月曜日(メジマグロ)
秋が旬、やっぱりシンプルな刺身が一番。旨い ★★★★☆
●火曜日(サゴシ)
冬に向けて美味しくなるサワラ。サゴシサイズでも炙り刺身が旨い。今回はもみじおろしで。もう少し大きいサイズだとゴマダレで丼にするところ ★★★★☆
●水曜日(マダイ)
秋の真鯛も絶品でした。刺身は身を寝かせることで、もっちりとした身の締まりと深みが高級割烹級と同等に。あと、定番の煮付けも超美味。甘辛でサッと炊くのが旨い。ポイントは、始めから煮汁の味を濃くしないこと、薄味で十分。火が通るくらいで決して煮過ぎないこと。濃い口が好きな方は、魚を取り出してから煮汁だけを煮詰め、魚にかけて下さい。生姜または山椒を隠し味に、針生姜または木の芽をのせるとグレードアップします ★★★★★
●木曜日(サゴシ)
西京焼きで ★★★☆☆
刺し身包丁を持っておらず、漁師風にいつも出刃一本で調理しているので、ぶつ切りになり、刺し身の見栄えがいまいちとなっています。ゴメンなさい。
■使用タックル
ロッド:メタルウィッチMTGC-631SF、ゲームスロータイプJ B683
リール:オシアカルカッタ200HG(夢屋パワーバランスハンドル65mm)、オシアジガー1000HG
ライン:PE1号、1.5号
ルアー:75g~100g
「神秘の海・富山湾 - とやま観光ナビ」