5月下旬、カヤックでフラットフィッシュ

tetoteto

2016年05月29日 20:47

今年初の富山湾KFレポートです。
朝5時過ぎ起床したのですが、カヤックやらロッド・ジグやらを準備。自宅を出る頃には7時後半。現着8時半過ぎ。顔を洗ったりファルトを組立たり、作業終了9時半過ぎ。もうマダイさんいないかも…。

天候は晴れ。北~北西の風1m~3mの予報。10時過ぎから少し風が出る。海況は問題ありません。しかし、多少なりともいると思っていたマダイ狙いのカヤッカーは発見できません。もっと北の魚影の濃い大泊方面でやっているのでしょうか?



陽は高くなってしまいましたが、マダイを求めひたすら沖に向かって鬼パドリング。水深50mラインを目指します。途中、魚探で根魚がいそうな地形を探しますが、昨年の根魚ポイントには定置網が張られており、帰りにユックリ探すことにします。

沖合約2kmほどでまで出て目標到着。特に海底変化もなくマダイ反応もないのですがやってみます。船釣りで覚えたドテラ流し。アルピナは風に対し真横に向く艇。ファルト艇は軽く表面積も大きいので微風ですが結構流されます。



数回流し無反応。マダイポイントは探せません。近くでパシャパシャ音。ふと見回すと青物らしき捕食が数十m先で発生しているではありませんか?全速力で移動。近づくとボイルは移動しますが、やっと追いつき、スピニングロッドに持ち替えます。

ジグのキャストはボイルの進行方向に撃込むのがセオリーですが、あせってど真ん中へボチャン。散る…。修行が足りません。魚探反応が出る場所まで近づけないので、数回キャストもアタリなし。ナブラを追尾して、50mダッシュを繰り返す。追いつけないのであきらめます。

半径15mくらいの足早の散発ボイル。フクラギにしては半径が小さい。ガンドかサワラ?ジグは60gだったのでかなり早めにリーリング。プラグのペンシルベイトも持ってきていたのですが…、トホホ。表層でじっくり見せたら喰わせられたかも。残念…。



根魚ポイントの反応もなく、多少、風が出てきたので浅場まで戻り、水深15~20mの砂地の掛上がりや海藻がチョビチョビ生えているポイントを流す。クラゲ以外に生命感が感じられない中、辛抱強くジグをボトムにタッチさせてはリフト&フォール。

ボトム付近でグンと重い反応、フォールでヒットです。リーリングするとググッと強い引きがあるので根魚やホウボウではありません。浅場なのでタイ科でもありません。残る可能性はヒラメか?ターゲットを確認するまでのこの瞬間が楽しいですよネ!

浮いてきたのはマゴチ、ちゃんとしたサイズは初ゲットです。スロージグをガッツリ噛んでいます。艇内に抜き上げ、フックを外そうとすると激しく抵抗します。今までオカッパリで狙って釣れたことがなかったのですが、こんなところにお住まいとは。



もう少し粘りますが後が続かず、1時を回り腹も減ったし終了。

出発地点に戻り、ふと見ると海岸に人気。お父さんが日光浴をしてたり、家族連れが何組か投げ釣りをしたり、磯遊びをしたり、BBQのような模様。マッタリとしていてまるでプライベートビーチのよう。とてもいい雰囲気です。

さて計測です。マゴチ45cm(自宅で調べたらワニゴチでしたが…)。今年初のKFで、RF(ロックフィッシュ/根魚)は留守中。BF(ボトムフィッシュ/底物・マダイ)は不発。BR(ブルーランナー/青物)惨敗。FF(フラットフィッシュ)はギリギリクリア。6月のターゲットを思案中。



本日の推定往復距離4km、ドテラ流しで平均300m×15回、3時間半(うち実釣時間は半分ほど)で合計10kmはパドリング。ポリ艇シーカヤックは重いですが、長めのストロークで風波を切り裂くように進めます。ファルト艇は風に流され易く、戻るときは向かい風に対し短いストロークになるので疲労感は大!!

氷見沖からホーム漁港のある新湊沖までの沿岸沿いの20km少々を流されてオートリターンなら楽チンですが、車が取り残されるので、そうもいかず流された分、鬼漕ぐ必要があります。

漢気ありませんが、尻が痛いし腰にくる。風の影響があると腕もげそうで、2kmの沖合に出ていったん浅場まで戻ってもう一回沖合にとは思いません。2年乗っただけですが、ファルトは最初の立て付けが悪いのか結構ボロボロ。そろそろ次艇、FRPシットオンをと考えてしまいます。



マゴチに較べワニゴチは赤味がかった身、鮮度が良ければどちらも高値。さっそく刺身でいただいてみます。食感はトラフグのように弾力があり、ヒラメの数段上をいく旨さ!皮も湯引きして食べます。歯ごたえとプルッとしたゼラチン感。極上この上ありません。ダシが出るアラは潮汁にしていただきます。

旬のマゴチの紅葉おろし添え、白身番付1位で決定!白身の王様かも。リジット艇だと新たに車載も必要になるし、今年は我慢して、もう少しアルピナちゃんに乗ってみましょう。



中高年ジギングの症状あるあるパタン。50代の対処法?

①青物ジギング船で、意気込んで、ファストピッチしまくりの場合
 すぐに腕パンパン乳酸飽和状態です。キレがなくなった鬼シャクリでは足腰にもきます。→活性が高い時はスローピッチジャークで省エネジギング等がおすすめ。時合以外は思い切って休憩にしましょう!

②ディープジギング船で、船長が移動の繰返しで、300mを手巻き回収の場合
 乳酸飽和状態で握力や腕力が弱くなっています。10kg近いマダラがついていたら一本で満足して、他の人の応援をしてましょう。→電動ジギングがおすすめ。深海からのジグ回収や10kgのリーリングが楽になります。

③カヤックフィッシングで、海上をドテラでかなり流され、手漕ぎで戻るの繰り返しの場合
 鬼漕ぎやナブラへの鬼ダッシュ等、上腕・背筋等の筋肉疲労・損傷が少なからず発生します。→しばらく運動を控えましょう。風に強く船足も速い機敏なFRP艇等の選択も良いかもしれません。

身体を鍛えるより、何とか手を抜きたい50代です!!

■使用タックル
ロッド:メタルウィッチMTGC-631SF、ジャイアントキリングGKJ-S60SLJ
リール:オシアカルカッタ200HG(夢屋パワーバランスハンドル65mm)、バイオマスター4000HG
ライン:PE1号、PE1.2号
ルアー:カプリスキッド75gほか






「神秘の海・富山湾 - とやま観光ナビ」


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