2020年09月24日
9月中旬、超久しぶりにコリンアスリートで富山湾へ
コリンアスリート in 雨晴海岸
8月のお盆休み前半、超久しぶりでカヤックでもと思い立たち、約2年ぶりの鈍ったからだに鞭を打ち、比較的軽いはずのコリンアスリートをやっとこさカートップして、いざ国分浜へ。雨晴海岸沿いの水深4~8mを流しながらのキジハタ、マゴチ、キスのボート釣りです。
富山湾は晴天で風波もほぼ無く穏やかな海況。コリンアスリートの進水式以来やっていなかった実釣でのステイ時の安定性、沖合を想定した連続パドリング、イケス仕様の使い勝手等のテストを敢行。クーラーボックス積載なしで釣魚をポイポイ収納できる付属のイケスも秀逸で、コリンはチョイノリには十分すぎるほど。陽が高くなってからの出艇だったためか釣果は渋く、キジハタ、キスがポチポチでした。
上は長袖ラッシュガードで日焼け対策をしていたのですが、リジット艇(ポリやFRP)やファルトボート(布製)と言われる一般的なシーカヤックと違って、シットオンカヤックと言われるタイプはおしりをすっぽりと入れる構造ではないのを失念しておりました。結果、下半身は直射日光に晒され、ハーフパンツの跡がクッキリ、ヒリヒリ。日焼け後遺症が残る羽目に…。
コリンアスリート in 灘浦海岸
9月中旬のシルバーウィーク、当日は晴れのち曇りの予報で、早朝から灘浦海岸に向けてレッツラゴー。7時過ぎに現着するとすでに沖には何艇か先客がいるのが見えます。根魚・底物・青物が待っている沖合へ気合いを入れてパドリング。ベイトの気配がないので魚探で根を探し、水深40mラインから底にわずかな反応が出始めたのでスロージグを投入。着底からネチネチとリフト&フォールして良型キジハタゲット。
今度はジグ回収中に突然ギュイーンとロッドを持っていかれる。何かと思って慎重に巻き上げるとペンペンシイラ。以前、氷見沖のライトジギング船でメーターサイズのシイラにギュギュイーンとラインブレイクされていたので、30年近く前に沖縄でメーターオーバーのオスのデコッパチを釣った以来、富山湾ではメスのペンペンながら初ゲットとなりました。
本日のヒットパタンが判明したのでさらに沖へ漕ぎ進み、干潮前後の地合いに水深60mラインまで出ます。底の魚探反応を頼りに、スロージグやロングジグのネチネチパタンでカサゴ、キジハタ、キダイ達と遊んでいただきました。水深60~200mに生息するキダイがカヤックで釣れるということは、真鯛やアマダイも季節性などの要因を分析し、カヤックで鯛メソッドを確立できると面白そうです。

天候急変時のカヤック
もう少し深場へ移動しようか迷っていると、風向きが東寄りから西寄りに変わりおかしいなと思っていたら、遠くにできた黒雲が近づきつつあり小雨も、ヤバい雰囲気。水深70m地点から少し戻り様子見。案の定、風が強くなり嫌な感じのうねりに変わります。シーカヤックでは波より風が大敵です。中間地点まで戻り黒雲をやり過ごすこともできそうですが、天候急変タフコンディションのていのテストに切り替えます。
コリンは波に対しての安定性は問題ありませんが、バウが短いので前からの高い波の漕波はキツそうです。風は体感で1~3m/sが時たま5m/sくらいに強くなってきて、バウが風上を向く風見鶏現象が出て直進しづらくなり、風が強くなり続けた場合、遠回りし続けないといけなくなります。10分で戻れるところを20分あるいは30分かかるかもしれません。そんな場合は長さのある艇でないとしんどそうです。
予報がグッドコンディション以外ならそもそも海には出ないでしょう。しかし、沖まで出る場合あり得ることなので海況急変に備えた艇のテストをやってみました。
シーカヤックの基礎やカヤックフィッシングについての安全知識が、"みんなで作る" カヤックフィッシング wikiに掲載されていますのでご覧ください。
釣れたら食す。富山湾をボナペティ!
今回はまずまずの釣果でしたが、次週も出ようと思うも超久しぶりのカヤックで筋肉痛。新鮮なものは生食で。チルドで寝かせたものは加熱して。和洋中と気の向くままの調理メニューです。

●キダイ…以前、ジギング船で釣った春の真鯛とキダイ(レンコ鯛)を食べ比べたところ、勝負になりませんでしたが、この時期のキダイは子持ちで産卵期前のためか極上の美味。刺し身は炙りで頂きます。酢飯を準備しての握りもぐんばつ。味にデリケートな高級感もあり、真鯛以上かも知れない。クーッ、日本酒に合うー。★★★★★
●キジハタ…産卵期後のためか夏の旬を少し過ぎてしまったようです。刺身、煮魚で食すも最盛期の脂のノリは少なく、たん白な味わい。キジハタの最盛期を食べてない方には、これはこれで美味しい。★★★
●カサゴ…酒蒸しにポン酢で頂きます。今までの経験上、冬が旬で美味いとの記憶だったので、旬以外はたん白な味わいと思いきやキジハタ以上に脂がノリ、美味。★★★★☆
●ペンペンシイラ…1週間ちょいほどチルドで寝かせてムニエルに。トマトソースが合う。サワラの幼魚サゴシもバターやオリーブオイルでソテーしてあげると旨いが、ペンペンシイラはよりしっとりとした旨味が。ワインの白がなかったのでジントニックと合わせて。★★★☆☆
■使用タックル
ロッド:メタルウィッチMTGC-631SF、ジャイアントキリングGKJ-S60SLJ
リール:オシアカルカッタ200HG(夢屋パワーバランスハンドル65mm)、バイオマスター4000HG
ライン:PE1号、PE1.2号
ルアー:カプリスキッド75gほか

「神秘の海・富山湾 - とやま観光ナビ」
8月のお盆休み前半、超久しぶりでカヤックでもと思い立たち、約2年ぶりの鈍ったからだに鞭を打ち、比較的軽いはずのコリンアスリートをやっとこさカートップして、いざ国分浜へ。雨晴海岸沿いの水深4~8mを流しながらのキジハタ、マゴチ、キスのボート釣りです。
富山湾は晴天で風波もほぼ無く穏やかな海況。コリンアスリートの進水式以来やっていなかった実釣でのステイ時の安定性、沖合を想定した連続パドリング、イケス仕様の使い勝手等のテストを敢行。クーラーボックス積載なしで釣魚をポイポイ収納できる付属のイケスも秀逸で、コリンはチョイノリには十分すぎるほど。陽が高くなってからの出艇だったためか釣果は渋く、キジハタ、キスがポチポチでした。
上は長袖ラッシュガードで日焼け対策をしていたのですが、リジット艇(ポリやFRP)やファルトボート(布製)と言われる一般的なシーカヤックと違って、シットオンカヤックと言われるタイプはおしりをすっぽりと入れる構造ではないのを失念しておりました。結果、下半身は直射日光に晒され、ハーフパンツの跡がクッキリ、ヒリヒリ。日焼け後遺症が残る羽目に…。
コリンアスリート in 灘浦海岸
9月中旬のシルバーウィーク、当日は晴れのち曇りの予報で、早朝から灘浦海岸に向けてレッツラゴー。7時過ぎに現着するとすでに沖には何艇か先客がいるのが見えます。根魚・底物・青物が待っている沖合へ気合いを入れてパドリング。ベイトの気配がないので魚探で根を探し、水深40mラインから底にわずかな反応が出始めたのでスロージグを投入。着底からネチネチとリフト&フォールして良型キジハタゲット。
今度はジグ回収中に突然ギュイーンとロッドを持っていかれる。何かと思って慎重に巻き上げるとペンペンシイラ。以前、氷見沖のライトジギング船でメーターサイズのシイラにギュギュイーンとラインブレイクされていたので、30年近く前に沖縄でメーターオーバーのオスのデコッパチを釣った以来、富山湾ではメスのペンペンながら初ゲットとなりました。
本日のヒットパタンが判明したのでさらに沖へ漕ぎ進み、干潮前後の地合いに水深60mラインまで出ます。底の魚探反応を頼りに、スロージグやロングジグのネチネチパタンでカサゴ、キジハタ、キダイ達と遊んでいただきました。水深60~200mに生息するキダイがカヤックで釣れるということは、真鯛やアマダイも季節性などの要因を分析し、カヤックで鯛メソッドを確立できると面白そうです。

天候急変時のカヤック
もう少し深場へ移動しようか迷っていると、風向きが東寄りから西寄りに変わりおかしいなと思っていたら、遠くにできた黒雲が近づきつつあり小雨も、ヤバい雰囲気。水深70m地点から少し戻り様子見。案の定、風が強くなり嫌な感じのうねりに変わります。シーカヤックでは波より風が大敵です。中間地点まで戻り黒雲をやり過ごすこともできそうですが、天候急変タフコンディションのていのテストに切り替えます。
コリンは波に対しての安定性は問題ありませんが、バウが短いので前からの高い波の漕波はキツそうです。風は体感で1~3m/sが時たま5m/sくらいに強くなってきて、バウが風上を向く風見鶏現象が出て直進しづらくなり、風が強くなり続けた場合、遠回りし続けないといけなくなります。10分で戻れるところを20分あるいは30分かかるかもしれません。そんな場合は長さのある艇でないとしんどそうです。
予報がグッドコンディション以外ならそもそも海には出ないでしょう。しかし、沖まで出る場合あり得ることなので海況急変に備えた艇のテストをやってみました。
シーカヤックの基礎やカヤックフィッシングについての安全知識が、"みんなで作る" カヤックフィッシング wikiに掲載されていますのでご覧ください。
釣れたら食す。富山湾をボナペティ!
今回はまずまずの釣果でしたが、次週も出ようと思うも超久しぶりのカヤックで筋肉痛。新鮮なものは生食で。チルドで寝かせたものは加熱して。和洋中と気の向くままの調理メニューです。

●キダイ…以前、ジギング船で釣った春の真鯛とキダイ(レンコ鯛)を食べ比べたところ、勝負になりませんでしたが、この時期のキダイは子持ちで産卵期前のためか極上の美味。刺し身は炙りで頂きます。酢飯を準備しての握りもぐんばつ。味にデリケートな高級感もあり、真鯛以上かも知れない。クーッ、日本酒に合うー。★★★★★
●キジハタ…産卵期後のためか夏の旬を少し過ぎてしまったようです。刺身、煮魚で食すも最盛期の脂のノリは少なく、たん白な味わい。キジハタの最盛期を食べてない方には、これはこれで美味しい。★★★
●カサゴ…酒蒸しにポン酢で頂きます。今までの経験上、冬が旬で美味いとの記憶だったので、旬以外はたん白な味わいと思いきやキジハタ以上に脂がノリ、美味。★★★★☆
●ペンペンシイラ…1週間ちょいほどチルドで寝かせてムニエルに。トマトソースが合う。サワラの幼魚サゴシもバターやオリーブオイルでソテーしてあげると旨いが、ペンペンシイラはよりしっとりとした旨味が。ワインの白がなかったのでジントニックと合わせて。★★★☆☆
■使用タックル
ロッド:メタルウィッチMTGC-631SF、ジャイアントキリングGKJ-S60SLJ
リール:オシアカルカッタ200HG(夢屋パワーバランスハンドル65mm)、バイオマスター4000HG
ライン:PE1号、PE1.2号
ルアー:カプリスキッド75gほか

「神秘の海・富山湾 - とやま観光ナビ」