2016年05月29日
5月下旬、カヤックでフラットフィッシュ
今年初の富山湾KFレポートです。
朝5時過ぎ起床したのですが、カヤックやらロッド・ジグやらを準備。自宅を出る頃には7時後半。現着8時半過ぎ。顔を洗ったりファルトを組立たり、作業終了9時半過ぎ。もうマダイさんいないかも…。
天候は晴れ。北~北西の風1m~3mの予報。10時過ぎから少し風が出る。海況は問題ありません。しかし、多少なりともいると思っていたマダイ狙いのカヤッカーは発見できません。もっと北の魚影の濃い大泊方面でやっているのでしょうか?

陽は高くなってしまいましたが、マダイを求めひたすら沖に向かって鬼パドリング。水深50mラインを目指します。途中、魚探で根魚がいそうな地形を探しますが、昨年の根魚ポイントには定置網が張られており、帰りにユックリ探すことにします。
沖合約2kmほどでまで出て目標到着。特に海底変化もなくマダイ反応もないのですがやってみます。船釣りで覚えたドテラ流し。アルピナは風に対し真横に向く艇。ファルト艇は軽く表面積も大きいので微風ですが結構流されます。

数回流し無反応。マダイポイントは探せません。近くでパシャパシャ音。ふと見回すと青物らしき捕食が数十m先で発生しているではありませんか?全速力で移動。近づくとボイルは移動しますが、やっと追いつき、スピニングロッドに持ち替えます。
ジグのキャストはボイルの進行方向に撃込むのがセオリーですが、あせってど真ん中へボチャン。散る…。修行が足りません。魚探反応が出る場所まで近づけないので、数回キャストもアタリなし。ナブラを追尾して、50mダッシュを繰り返す。追いつけないのであきらめます。
半径15mくらいの足早の散発ボイル。フクラギにしては半径が小さい。ガンドかサワラ?ジグは60gだったのでかなり早めにリーリング。プラグのペンシルベイトも持ってきていたのですが…、トホホ。表層でじっくり見せたら喰わせられたかも。残念…。

根魚ポイントの反応もなく、多少、風が出てきたので浅場まで戻り、水深15~20mの砂地の掛上がりや海藻がチョビチョビ生えているポイントを流す。クラゲ以外に生命感が感じられない中、辛抱強くジグをボトムにタッチさせてはリフト&フォール。
ボトム付近でグンと重い反応、フォールでヒットです。リーリングするとググッと強い引きがあるので根魚やホウボウではありません。浅場なのでタイ科でもありません。残る可能性はヒラメか?ターゲットを確認するまでのこの瞬間が楽しいですよネ!
浮いてきたのはマゴチ、ちゃんとしたサイズは初ゲットです。スロージグをガッツリ噛んでいます。艇内に抜き上げ、フックを外そうとすると激しく抵抗します。今までオカッパリで狙って釣れたことがなかったのですが、こんなところにお住まいとは。

もう少し粘りますが後が続かず、1時を回り腹も減ったし終了。
出発地点に戻り、ふと見ると海岸に人気。お父さんが日光浴をしてたり、家族連れが何組か投げ釣りをしたり、磯遊びをしたり、BBQのような模様。マッタリとしていてまるでプライベートビーチのよう。とてもいい雰囲気です。
さて計測です。マゴチ45cm(自宅で調べたらワニゴチでしたが…)。今年初のKFで、RF(ロックフィッシュ/根魚)は留守中。BF(ボトムフィッシュ/底物・マダイ)は不発。BR(ブルーランナー/青物)惨敗。FF(フラットフィッシュ)はギリギリクリア。6月のターゲットを思案中。

本日の推定往復距離4km、ドテラ流しで平均300m×15回、3時間半(うち実釣時間は半分ほど)で合計10kmはパドリング。ポリ艇シーカヤックは重いですが、長めのストロークで風波を切り裂くように進めます。ファルト艇は風に流され易く、戻るときは向かい風に対し短いストロークになるので疲労感は大!!
氷見沖からホーム漁港のある新湊沖までの沿岸沿いの20km少々を流されてオートリターンなら楽チンですが、車が取り残されるので、そうもいかず流された分、鬼漕ぐ必要があります。
漢気ありませんが、尻が痛いし腰にくる。風の影響があると腕もげそうで、2kmの沖合に出ていったん浅場まで戻ってもう一回沖合にとは思いません。2年乗っただけですが、ファルトは最初の立て付けが悪いのか結構ボロボロ。そろそろ次艇、FRPシットオンをと考えてしまいます。

マゴチに較べワニゴチは赤味がかった身、鮮度が良ければどちらも高値。さっそく刺身でいただいてみます。食感はトラフグのように弾力があり、ヒラメの数段上をいく旨さ!皮も湯引きして食べます。歯ごたえとプルッとしたゼラチン感。極上この上ありません。ダシが出るアラは潮汁にしていただきます。
旬のマゴチの紅葉おろし添え、白身番付1位で決定!白身の王様かも。リジット艇だと新たに車載も必要になるし、今年は我慢して、もう少しアルピナちゃんに乗ってみましょう。

中高年ジギングの症状あるあるパタン。50代の対処法?
①青物ジギング船で、意気込んで、ファストピッチしまくりの場合
すぐに腕パンパン乳酸飽和状態です。キレがなくなった鬼シャクリでは足腰にもきます。→活性が高い時はスローピッチジャークで省エネジギング等がおすすめ。時合以外は思い切って休憩にしましょう!
②ディープジギング船で、船長が移動の繰返しで、300mを手巻き回収の場合
乳酸飽和状態で握力や腕力が弱くなっています。10kg近いマダラがついていたら一本で満足して、他の人の応援をしてましょう。→電動ジギングがおすすめ。深海からのジグ回収や10kgのリーリングが楽になります。
③カヤックフィッシングで、海上をドテラでかなり流され、手漕ぎで戻るの繰り返しの場合
鬼漕ぎやナブラへの鬼ダッシュ等、上腕・背筋等の筋肉疲労・損傷が少なからず発生します。→しばらく運動を控えましょう。風に強く船足も速い機敏なFRP艇等の選択も良いかもしれません。
身体を鍛えるより、何とか手を抜きたい50代です!!
■使用タックル
ロッド:メタルウィッチMTGC-631SF、ジャイアントキリングGKJ-S60SLJ
リール:オシアカルカッタ200HG(夢屋パワーバランスハンドル65mm)、バイオマスター4000HG
ライン:PE1号、PE1.2号
ルアー:カプリスキッド75gほか

「神秘の海・富山湾 - とやま観光ナビ」
朝5時過ぎ起床したのですが、カヤックやらロッド・ジグやらを準備。自宅を出る頃には7時後半。現着8時半過ぎ。顔を洗ったりファルトを組立たり、作業終了9時半過ぎ。もうマダイさんいないかも…。
天候は晴れ。北~北西の風1m~3mの予報。10時過ぎから少し風が出る。海況は問題ありません。しかし、多少なりともいると思っていたマダイ狙いのカヤッカーは発見できません。もっと北の魚影の濃い大泊方面でやっているのでしょうか?
陽は高くなってしまいましたが、マダイを求めひたすら沖に向かって鬼パドリング。水深50mラインを目指します。途中、魚探で根魚がいそうな地形を探しますが、昨年の根魚ポイントには定置網が張られており、帰りにユックリ探すことにします。
沖合約2kmほどでまで出て目標到着。特に海底変化もなくマダイ反応もないのですがやってみます。船釣りで覚えたドテラ流し。アルピナは風に対し真横に向く艇。ファルト艇は軽く表面積も大きいので微風ですが結構流されます。
数回流し無反応。マダイポイントは探せません。近くでパシャパシャ音。ふと見回すと青物らしき捕食が数十m先で発生しているではありませんか?全速力で移動。近づくとボイルは移動しますが、やっと追いつき、スピニングロッドに持ち替えます。
ジグのキャストはボイルの進行方向に撃込むのがセオリーですが、あせってど真ん中へボチャン。散る…。修行が足りません。魚探反応が出る場所まで近づけないので、数回キャストもアタリなし。ナブラを追尾して、50mダッシュを繰り返す。追いつけないのであきらめます。
半径15mくらいの足早の散発ボイル。フクラギにしては半径が小さい。ガンドかサワラ?ジグは60gだったのでかなり早めにリーリング。プラグのペンシルベイトも持ってきていたのですが…、トホホ。表層でじっくり見せたら喰わせられたかも。残念…。
根魚ポイントの反応もなく、多少、風が出てきたので浅場まで戻り、水深15~20mの砂地の掛上がりや海藻がチョビチョビ生えているポイントを流す。クラゲ以外に生命感が感じられない中、辛抱強くジグをボトムにタッチさせてはリフト&フォール。
ボトム付近でグンと重い反応、フォールでヒットです。リーリングするとググッと強い引きがあるので根魚やホウボウではありません。浅場なのでタイ科でもありません。残る可能性はヒラメか?ターゲットを確認するまでのこの瞬間が楽しいですよネ!
浮いてきたのはマゴチ、ちゃんとしたサイズは初ゲットです。スロージグをガッツリ噛んでいます。艇内に抜き上げ、フックを外そうとすると激しく抵抗します。今までオカッパリで狙って釣れたことがなかったのですが、こんなところにお住まいとは。
もう少し粘りますが後が続かず、1時を回り腹も減ったし終了。
出発地点に戻り、ふと見ると海岸に人気。お父さんが日光浴をしてたり、家族連れが何組か投げ釣りをしたり、磯遊びをしたり、BBQのような模様。マッタリとしていてまるでプライベートビーチのよう。とてもいい雰囲気です。
さて計測です。マゴチ45cm(自宅で調べたらワニゴチでしたが…)。今年初のKFで、RF(ロックフィッシュ/根魚)は留守中。BF(ボトムフィッシュ/底物・マダイ)は不発。BR(ブルーランナー/青物)惨敗。FF(フラットフィッシュ)はギリギリクリア。6月のターゲットを思案中。
本日の推定往復距離4km、ドテラ流しで平均300m×15回、3時間半(うち実釣時間は半分ほど)で合計10kmはパドリング。ポリ艇シーカヤックは重いですが、長めのストロークで風波を切り裂くように進めます。ファルト艇は風に流され易く、戻るときは向かい風に対し短いストロークになるので疲労感は大!!
氷見沖からホーム漁港のある新湊沖までの沿岸沿いの20km少々を流されてオートリターンなら楽チンですが、車が取り残されるので、そうもいかず流された分、鬼漕ぐ必要があります。
漢気ありませんが、尻が痛いし腰にくる。風の影響があると腕もげそうで、2kmの沖合に出ていったん浅場まで戻ってもう一回沖合にとは思いません。2年乗っただけですが、ファルトは最初の立て付けが悪いのか結構ボロボロ。そろそろ次艇、FRPシットオンをと考えてしまいます。
マゴチに較べワニゴチは赤味がかった身、鮮度が良ければどちらも高値。さっそく刺身でいただいてみます。食感はトラフグのように弾力があり、ヒラメの数段上をいく旨さ!皮も湯引きして食べます。歯ごたえとプルッとしたゼラチン感。極上この上ありません。ダシが出るアラは潮汁にしていただきます。
旬のマゴチの紅葉おろし添え、白身番付1位で決定!白身の王様かも。リジット艇だと新たに車載も必要になるし、今年は我慢して、もう少しアルピナちゃんに乗ってみましょう。
中高年ジギングの症状あるあるパタン。50代の対処法?
①青物ジギング船で、意気込んで、ファストピッチしまくりの場合
すぐに腕パンパン乳酸飽和状態です。キレがなくなった鬼シャクリでは足腰にもきます。→活性が高い時はスローピッチジャークで省エネジギング等がおすすめ。時合以外は思い切って休憩にしましょう!
②ディープジギング船で、船長が移動の繰返しで、300mを手巻き回収の場合
乳酸飽和状態で握力や腕力が弱くなっています。10kg近いマダラがついていたら一本で満足して、他の人の応援をしてましょう。→電動ジギングがおすすめ。深海からのジグ回収や10kgのリーリングが楽になります。
③カヤックフィッシングで、海上をドテラでかなり流され、手漕ぎで戻るの繰り返しの場合
鬼漕ぎやナブラへの鬼ダッシュ等、上腕・背筋等の筋肉疲労・損傷が少なからず発生します。→しばらく運動を控えましょう。風に強く船足も速い機敏なFRP艇等の選択も良いかもしれません。
身体を鍛えるより、何とか手を抜きたい50代です!!
■使用タックル
ロッド:メタルウィッチMTGC-631SF、ジャイアントキリングGKJ-S60SLJ
リール:オシアカルカッタ200HG(夢屋パワーバランスハンドル65mm)、バイオマスター4000HG
ライン:PE1号、PE1.2号
ルアー:カプリスキッド75gほか

「神秘の海・富山湾 - とやま観光ナビ」
この記事へのコメント
しおのこさんこんばんは。
確かに氷見沖ではガンドやマダイが盛況のよう。この時期のフクラギ・ガンドはチョット?と新湊漁港で良く合うオッチャン達は言っていますが…。漬けや漬焼きがベスト?マサが混じれば刺身で美味ですけど。
自分も昨年新湊のKG丸でニギスにチャレンジ。I船長からレシピを聞いて刺身や焼物、煮魚にフライ!新鮮なニギスはとても美味。富山湾だからこそかも。
これから夏に向かっての釣物。餌釣に交じりジギングの新湊や氷見の遊漁船乗合なら、船上の一興、予定しだいでお伴させていただきたく、また気楽にコメントいただければと思います。
確かに氷見沖ではガンドやマダイが盛況のよう。この時期のフクラギ・ガンドはチョット?と新湊漁港で良く合うオッチャン達は言っていますが…。漬けや漬焼きがベスト?マサが混じれば刺身で美味ですけど。
自分も昨年新湊のKG丸でニギスにチャレンジ。I船長からレシピを聞いて刺身や焼物、煮魚にフライ!新鮮なニギスはとても美味。富山湾だからこそかも。
これから夏に向かっての釣物。餌釣に交じりジギングの新湊や氷見の遊漁船乗合なら、船上の一興、予定しだいでお伴させていただきたく、また気楽にコメントいただければと思います。
Posted by tetoteto
at 2016年06月02日 20:23

おつか様でした。
以前BSの釣り番組でホビーカヤックを知って興味を持ちましたが値段を知り諦めました(笑)
最近は珍しく鰤やガンドがよく釣れていますね、先日はショアからも小ブリが釣れていましたよ。
以前BSの釣り番組でホビーカヤックを知って興味を持ちましたが値段を知り諦めました(笑)
最近は珍しく鰤やガンドがよく釣れていますね、先日はショアからも小ブリが釣れていましたよ。
Posted by しおのこ at 2016年06月02日 15:49
追伸
大まかでも魚種ごとのポイント傾向がつかめれば、富山湾の船長たちはよくやっていますが、その日の海況により釣れそうな魚をいくつか絞ります。
テッパンは根魚。ただし、時合により活性が異なります。自分は潮止まり前後が食事タイムと感じてます。
その時期の旬の砂物や底物が近海に寄っていれば、チョンチョンと海底をたたき、スローピッチに反応するはず?
シラス、こうなご、カタクチイワシ、ホタルイカ等のベイトフィッシュが回っていれば、沖なら青物ボイルの遭遇チャンス大と思われますので準備を。スーパーの地魚の出回り方も参考に。
というような可能性を信じてメソッドを試し、カヤッカー同志で情報交換して経験値を倍増するのが近道ではないかと思います。
大まかでも魚種ごとのポイント傾向がつかめれば、富山湾の船長たちはよくやっていますが、その日の海況により釣れそうな魚をいくつか絞ります。
テッパンは根魚。ただし、時合により活性が異なります。自分は潮止まり前後が食事タイムと感じてます。
その時期の旬の砂物や底物が近海に寄っていれば、チョンチョンと海底をたたき、スローピッチに反応するはず?
シラス、こうなご、カタクチイワシ、ホタルイカ等のベイトフィッシュが回っていれば、沖なら青物ボイルの遭遇チャンス大と思われますので準備を。スーパーの地魚の出回り方も参考に。
というような可能性を信じてメソッドを試し、カヤッカー同志で情報交換して経験値を倍増するのが近道ではないかと思います。
Posted by tetoteto
at 2016年05月31日 23:55

あおたまさん今晩は。2㎞と言っても、GPS使ってないので勘です。陸から直線ではもっと短いかもしれません。
まずは、1にポイント、2にポイント。その他で時期・気象条件、最後に釣り方くらい?広い沖合では。魚種ごとの居場所や回遊ポイントの把握が重要。KF仲間がいませんので、普段は遊漁船に混ぜてもらい毎回疑問点を試すようにしています。
50~100mの海域は、氷見~新湊~富山沖では漁礁まわりのポイント。氷見~七尾では岩礁帯を流すのがテッパンのよう。カヤックなら、小場所をちまちま魚探で探す感じ。漁船では攻略しづらいポイントが開拓できる可能性も。
青物が沸いている年はこの限りではありませんが、参考になるかわかりません。もっと熟練したカヤッカーの方が参加してくださるとありがたいのですが…。
まずは、1にポイント、2にポイント。その他で時期・気象条件、最後に釣り方くらい?広い沖合では。魚種ごとの居場所や回遊ポイントの把握が重要。KF仲間がいませんので、普段は遊漁船に混ぜてもらい毎回疑問点を試すようにしています。
50~100mの海域は、氷見~新湊~富山沖では漁礁まわりのポイント。氷見~七尾では岩礁帯を流すのがテッパンのよう。カヤックなら、小場所をちまちま魚探で探す感じ。漁船では攻略しづらいポイントが開拓できる可能性も。
青物が沸いている年はこの限りではありませんが、参考になるかわかりません。もっと熟練したカヤッカーの方が参加してくださるとありがたいのですが…。
Posted by tetoteto
at 2016年05月31日 23:31

こんばんわ
沖合2kmまで出られるのですか?すごいですね。
僕なんか1kmでたら帰りの事考えると体力温存します(笑)
カヤック連敗記録更新中です。
カヤックでの釣果アップってどうすればよいでしょうか?
沖合2kmまで出られるのですか?すごいですね。
僕なんか1kmでたら帰りの事考えると体力温存します(笑)
カヤック連敗記録更新中です。
カヤックでの釣果アップってどうすればよいでしょうか?
Posted by あおたま
at 2016年05月31日 19:59
